Main | September 2004 »

August 28, 2004

“匠の技”を継承可能な教育研修体系に取り込むアルプス電気

人材育成のすすめ 第16回~“匠の技”を継承可能な教育研修体系に取り込むアルプス電気(上) - nikkeibp.jp - BP's Eye

技能伝承のアルプス電気の取り組みについてのコラムです。
新人教育の一環で、ヤスリがけを掛け声と共に行う様子が描かれています。

私の勤務するメーカでも、数年前は入社した技術者全員が、不慣れな手つきで同じようにヤスリがけ実習を行っていましたが、研修期間が短くなって行われなくなりました。
たかが2日間、とも言えますが、現場・現実・現物を知ることの大切さを実感できることは意義があります。

また、技能者の暗黙知をテキスト化するときに、「まちがっても良い。後で修復するプロセスがあればよいのだから。内容がプアーでも良い。後で膨らませればよいのだから」という姿勢には共感しますね。

このブログやメールマガジンも、もっと体裁を整えて・・、もっと中身を掘り下げて・・、という思いがありましたが、P(Plan)だけでは前に進めません。
D(Do)があってこそ、間違いや不足をC(Check)し、修正のA(Action)により向上し、PDCAのサイクルが上昇していきます。

ヤスリがけも、他人にメッセージを伝えるのも、“まず、やってみる!!”
難しいからこそ、少しずつでも地道に続けることが近道になると思います。
(そうやって自分を激励しています・・(^_^;))

| | Comments (203) | TrackBack (0)

August 25, 2004

メルマガ発行準備完了!

このブログと並行して発行する(と予告していた)メールマガジン

「ものづくりを応援! えんぢに屋の『燃える100冊』」

について、本日「まぐまぐ!」にて無事、発行の承認を戴きました。
(ちなみに紹介ページはここです。)

こうして準備が整うと、心地よい緊張感があります。
題名に恥じないよう、ニッポンを支える「えんぢに屋」へ向けて、ものづくり魂を刺激する本を紹介していきたいと思います。

創刊号の発行は9月になりますが、皆さん、どんどん登録してください!

| | Comments (96) | TrackBack (0)

August 23, 2004

野口がゴール後にみせた「シューズにキス」の秘密

野口がゴール後にみせた「シューズにキス」の秘密(Yahoo!スポーツ コラムより)

熱戦に継ぐ熱戦で、アテネに釘付けの日々が続きます。

球技や格闘技のように、敵に「勝つ」種目も感動しますが、泳ぐ・走る・投げるという、己に「克つ」競技こそ、オリンピックの醍醐味だと思います。

昨日の女子マラソンは、有力選手が次々と脱落し、ゴールに辿り着いても担架で運ばれる「サバイバル・レース」でした。
ひときわ小柄ながら、その頂点を極めた野口選手の姿に、夜中の眠気も完全に吹き飛びました!

そんな、肉体一つで勝負する孤独な力走を、影で支えたのが、特製のシューズだったようです。
アシックスの三村仁司さんは、アテネの硬く滑りやすい、そしてアップダウンのきついコースのために、もみがら入りのスポンジを使った靴底を製作しました。
これが、脚の疲労を和らげる効果を発揮し、栄光へ貢献したのです。

42.195kmを走り終え、野口選手がシューズにくれたキスは、「えんぢに屋」三村さんにとっての“金メダル”だったに違いありません。

| | Comments (104) | TrackBack (0)

August 20, 2004

工場復興(日経コラムより)

本日8/20日経新聞の朝刊1面に、「工場復興 メード・イン・ジャパン新景」というコラムが始まりました。

国内製造業が、「世界の工場」中国の圧力に屈せず、新たな「メード・イン・ジャパン」を生み出している様子が記されています。
まずキヤノンの例が挙げられていますが、“おなじみの”セル生産についてではありません。
レーザプリンター用のカートリッジの組立ラインを「無人化」する取り組みです。
既に製品価格中の人件費比率を平均2%まで下げている上に、更に合計1,000人いる組立要員を“ゼロ”にする!というのです。

にわかには信じられないことですが、製品設計の変更で「年内、遅くとも来年」には実現するそうです。
うーん、どんな仕掛けを仕込んであるのでしょう。見てみたいですねぇ。

セル生産で、設備費を極力押さえて人の技能を極限まで引き出す一方で、自動化するラインは徹底して省人化する。
これもデフレや中国の台頭など、厳しい時期に自社の強みを徹底して鍛えぬいた結果だと思います。

時はオリンピック真っ盛り。
平泳ぎ2冠の北島選手は身体が硬く、水泳選手にとってマイナスと言われていたそうですが、そんな常識を自らの長所を極限まで伸ばすことで吹き飛ばしてしまいました。

新たなメード・イン・ジャパンを切り開く企業と、その「えんぢに屋」達は、メダリストのように贅肉を削ぎ落とした、逞しい筋肉を身に付けたようです。

| | Comments (80) | TrackBack (0)

August 18, 2004

美浜発電所2号機の原子炉手動停止について

美浜発電所2号機の原子炉手動停止について(化学体積制御系抽出水配管からの漏えいに係る原因と対策)(平成12年4月24日16時)

美浜原発の蒸気漏れ事故に関連して、他の火力発電所でも配管の破裂や、配管の点検漏れが連日報道されています。
しかし、これは今に始まったことではなく、同様な現象は度々発生しているようです。

上記の記事は、一見今回の事故のことかと思いますが、実は平成12年に発生した美浜原発2号機についての報告です。
(※今回の事故は3号機)

配管等は異なるものの、「オリフィス下流で」「キャビテーションにより」「減肉が発生」という構図は同じです。
壊れない機械というものはありえませんし、少しの損傷も許さないというのは過剰安全で、費用対効果を考えればナンセンスです。

しかし、高温高圧の流体を扱い、また上記のような事故が既に発生している以上、起こることが予測できたにもかかわらず、今回のような点検漏れがあったことは非常に残念でなりません。

参考までに、過去に原発で発生した事故の報告を以下に紹介します。
福井県県民生活部原子力安全対策課

| | Comments (78) | TrackBack (0)

August 16, 2004

捨てよ!先端技術

suteyo_sentangijyutu.jpg
 【今週の一冊】
 ●『捨てよ!先端技術』
  日本企業が、再び世界で勝つために

  著:森谷正規 (詳伝社)
   H16.6 / ¥1,500

-----------------------------------
 ◆ 燃える一言 ◆
 『日本に「合う」方向には多様な可能性があり、
              どの企業もそれを探し出すことができる』
-----------------------------------
 刺激的なタイトルに、反発と興味を感じて手にとってしまった!
 おそらく、著者の思うツボだったのでしょう。

 翻訳すれば、「先端技術は依然必要だが、先端技術依存では、もはや世界で
 は勝ち残れない」ということ。

 80年代までは、「メイド・イン・ジャパン」が技術とコストで圧倒的な力を
 誇り、「Japan as No.1」と評されていた。
 ところが、90年代に入ると、それまでお家芸であったDRAMや液晶の分野で、
 韓国・台湾勢の猛烈な追い上げにあい、あっという間に勢力図は塗り替えら
 れてしまった。

 一体、先端技術に強かった日本が、なぜ一敗地に塗れてしまったのか?

 その要因を本書では、日本に「合う/合わない技術」と「良い/悪い経営」
 という切り口から解説しています。

 日本に「合う技術」とは、蓄積の活かせる「すりあわせ型」の技術であり、
 これは必ずしも先端技術ではありません。
 その「合う技術」の代表は、30,000点の部品から成る乗用車です。

 しかし、「合う技術」である乗用車でも、「悪い経営」では成り立たないこ
 とを、日々のニュースが証明しています。

 反対に、「合わない技術」の例としては、DRAM・液晶ディスプレイ・パソコ
 ン・家電・金型などが挙げられます。

 「え!俺の仕事は日本に合わんのか!」
 いえいえ、そんな悲観的になる必要はなく、全般的に「合わない」中にも
 「合う技術」を見出すことはできます。

 そのために、「良い経営」=技術の蓄積を活かす変革が必要であり、また継
 続的な開発により蓄積し続けねばならないのです。

 具体例として、「合う/合わない技術」と「良い/悪い経営」の4通りの組
 み合わせについて、代表的な企業を挙げて解説が加えられています。

 現状分析と結果論としては分かりやすいのですが、今後の戦略を描くとなる
 と、なかなか難しいですね。

 筆者オススメの「合う技術」として、こんな提案が挙げられています。

 ・高級品 ・・・一般消費者でも、少しの背伸びで届くゾーンが有望
 ・高度な部品 ・・・カギは素材と加工。低価格化には生産技術力が不可欠。
 ・複数分野の総合力 ・・・機械・化学・電気など多分野技術の融合
 ・ソリューション ・・・作ったモノの高度な応用で、価値を高める
 ・環境 ・・・環境破壊や廃棄物処理など、社会問題への対応をビジネスに

 自身の業務に引き当てて、進むべき方向を考えるヒントにしてみよう。
───────────────────────────────────
 ◆ 熱い行動 ◆
 自分の携わる製品が、蓄積の活かせる「合う技術」なのか、今後どんな技能
 や技術を蓄積していくかを考えよう!
-----------------------------------
 ◆ 燃えるゲージ ◆ | 炎 | 火 |   | (炎3つが満点)
-----------------------------------
 ◎ 目 次 ◎
 第1章 世界で勝てる技術、勝てない技術
 第2章 技術力を活かす経営、活かせない経営
 第3章 「合う技術」で「良い経営」の企業
 第4章 「合う技術」で「良くない経営」の企業
 第5章 「合わない技術」で「良くない経営」の企業
 第6章 「合わない技術」で「良い経営」の企業
 第7章 これからの日本企業が目指す道

| | Comments (15) | TrackBack (0)

「えんぢに屋本舗」本日開店!

はじめまして、やまさんです。

このたび、ニッポンのものづくりを応援する「えんぢに屋本舗」を開設致しました!
「えんぢに屋」とは、ものづくりに携わる、熱き情熱を持った人たち(エンジニア)のことです。

主に、このブログと近日創刊予定のメールマガジン
『ものづくりを応援! えんぢに屋の「燃える100冊」』
にて、エンジニアの創造力とヤル気を刺激する書籍の紹介を行っていきます。

ジャンルは、ビジネス書から小説、参考書からマンガまで、硬軟新旧問わず、週刊でお送りする予定です。

(・・とは言いましても、まだ「まぐまぐ」にメルマガ発行の申請中ですので、承諾が得られ次第、宣伝させて頂きます。)

また当ブログでは、メルマガにはならないような、日々の小ネタも挙げていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

次の記事では、メルマガの創刊準備号をテストでアップいたします。

| | Comments (134) | TrackBack (0)

Main | September 2004 »