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January 11, 2006

グローバルエンジニア

globalengineer
 【今週の一冊】
 ●『グローバルエンジニア』
  世界で活躍する技術者になるには

  著:古屋 興二(日経BP企画)
   2005.12 / ¥1,890

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 ◆ 燃える一言 ◆

『これからの日本、いや世界の産業界は、
    グローバルエンジニアでなければエンジニアとして通用しなくなる。

     これからの世界をリードするのは、
               グローバルエンジニアである、あなただ。』

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 「グローバルエンジニア」とは、新しいカテゴリーのエンジニア群であり、
 従来の電気や機械といった専門技術分野によって区分したものではありませ
 ん。
 
 この言葉は、50年以上前の「TIME」誌に掲載された、当時外国で活躍してい
 るエンジニアを指して使われたのが起源とされています。
 
 しかし、より頻繁に使われるようになったのは、急激に国際化が進み、大手
 だけでなく中小の企業でも、世界を舞台として活躍するエンジニアが嘱望さ
 れるようになった、ここ20年くらいのことでしょう。
 
 世界で活躍する「グローバルエンジニア」としての資格・資質・条件などに
 ついて、数々の事例を交えながら本書では解説を試みています。
 
 
 必要な能力の第一は、「コミュニケーション力」、つまりは英語力です。
 
 エンジニアの英語能力といえば、専門分野の技術英語を知っていれば十分と
 考えがちで、例えば工学英語の教育として、専門科目を英語で教える、等が
 なされています。
 
 ところが、エンジニアもグローバルな舞台で仕事をするようなレベルになる
 と、純粋にエンジニアとしての仕事だけではなく、会社の利益代表のマネー
 ジャーの立場で、コミュニケーションしなくてはならなくなります。
 
 そうした込み入った会話、そして数式や理論だけでは割り切れない人間の感
 情や倫理の話を、技術英語だけで乗り切っていくことは困難です。
 
 
 英語のコミュニケーションは、極めて論理的ですから、話をしていて先々が
 分かり、結論までが大体分かるレベルにならないと、グローバルエンジニア
 としての英語力は不十分といえるでしょう。
 
 また、インターネットで検索する場合でも、Yahoo!JAPANで日本語でキーワー
 ドを打ち込んだ結果と、同じ意味のキーワードを英語でYAHOO!検索するので
 は、情報量に格段の差が出ることは言うまでもありません。
 
 
 また、「自己主張力」「独創力」「マネジメント力」も必須の条件です。
 
 米国の会社では、何の提案もしない、自分で仕事を取ってくることもしない
 人は、一生他人に使われる身となってしまいます。
 
 自ら研究や製品開発を立案して仕事を創造する。
 
 そのアイデアを会社にプロポーザル(提案書)を書いて認めてもらう。
 
 プロポーザルには、「オブジェクティブ(目的)」「テクニカルアプローチ
 (技術手段)」「プロジェクトマネジメント(実行計画)」「デリバラブル
 (完成品の形態)」「コスト・エスティメイト(予算見積)」の5つが必ず
 明記されています。
 
 これらは仕事をマネジメントするために熟知していなければならない事項ば
 かりであり、これが活躍するエンジニアの思考なのです。
 
 
 その他、会議への参加姿勢や、国際感覚、また技術者倫理など、身に着ける
 べき項目は多岐に渡ります。
 
 しかし、少子化、理系離れが進む日本にあっては、いずれは理工系留学生や
 海外エンジニアの移民受け入れが進むこと、そして一層海外との交流が進む
 ことは間違いありません。
 
 だからこそ、今、この時点でグローバルエンジニアの重要性を自覚し、知識
 だけでなく、人間力も磨くことが、我々のなすべきことに違いありません。
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 ◇ カンドコロ! ◇
 
 「グローバルエンジニア」というと、欧米に目が向きがちだ。
 
 しかし米国エンジニアがヨーロッパへ行っても、ヨーロッパのエンジニアが
 米国に行っても、また彼らが中国に行くと、ともすれば何らかの問題が起こ
 りがちな印象がある。
 
 また、日本のエンジニアがそれら諸国に行く場合、せっかく技量を持ちなが
 ら、英語力や社交性の問題でうまくいかないケースが多い。
 
 ところが、オーストラリア人エンジニアは、相手から高い評価を受けこそす
 れ、不評を買うことがは少ない。
 
 
 それは、オーストラリア人の異文化に対するフレキシブルな対応力にある。
 
 例えば、イスラムの人たちも多くオーストラリアには暮らしており、うまく
 溶け込んでいる。
 
 だからオーストラリア人は、欧米からも、またアジアの国からも、抵抗や摩
 擦なしに受け入れられ、受け入れるユニークな環境を作り出している。
 
 
 そして、オーストラリア人エンジニアは、いったん社会に出て、そこで興味
 のある分野を見つけて改めて大学で専門分野を学ぶため、幅広い経験と知識
 を備えている。
 
 筆者の一人は、「グローバルエンジニアの育成には、オーストラリアが最も
 適している」と推薦しているのも、納得できるだろう。

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 ◆ 熱い行動 ◆
 あなたはTOEIC(またはTOEFL)の点数は何点ですか?
 どのように習得するのか。遅くなるほど、道は険しい。
 
 相互理解のためには、己を知らねばならない。
 会社の肩書き抜きで、自分を語れ。
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 ◆ 燃えるゲージ ◆ | 炎 | 炎 | 火 | (炎3つが満点)
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 1章 グローバルエンジニアの潮流
 2章 グローバルビジネスの最前線 国際舞台で活躍する7人のメッセージ
 3章 グローバルエンジニアに必要な能力
 4章 欧米と日本のグローバルエンジニア教育
 5章 グローバルエンジニアが世界をリードする

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Comments

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