野口がゴール後にみせた「シューズにキス」の秘密
野口がゴール後にみせた「シューズにキス」の秘密(Yahoo!スポーツ コラムより)
熱戦に継ぐ熱戦で、アテネに釘付けの日々が続きます。
球技や格闘技のように、敵に「勝つ」種目も感動しますが、泳ぐ・走る・投げるという、己に「克つ」競技こそ、オリンピックの醍醐味だと思います。
昨日の女子マラソンは、有力選手が次々と脱落し、ゴールに辿り着いても担架で運ばれる「サバイバル・レース」でした。
ひときわ小柄ながら、その頂点を極めた野口選手の姿に、夜中の眠気も完全に吹き飛びました!
そんな、肉体一つで勝負する孤独な力走を、影で支えたのが、特製のシューズだったようです。
アシックスの三村仁司さんは、アテネの硬く滑りやすい、そしてアップダウンのきついコースのために、もみがら入りのスポンジを使った靴底を製作しました。
これが、脚の疲労を和らげる効果を発揮し、栄光へ貢献したのです。
42.195kmを走り終え、野口選手がシューズにくれたキスは、「えんぢに屋」三村さんにとっての“金メダル”だったに違いありません。
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